健康保険の対応は採用時・就業中問わず頻繁に行う作業です。個別に状況が違うので、対応方法もいくつかあり効率化はなかなか困難です。
顧問先の保険制度から個別の就業形態など、健康保険については周辺情報がいくつも重なって条件が変わってくるため、その情報収集からアウトプットまでが煩雑であることや作業が属人的になりがちです。誰でもアクセスできる状況を構築することで、属人化しない作業になればスピーディーに対応することが可能です。日本経営労務では「全員共有フォルダー(資格証明書)」を共有して、スピーディーな対応を実現できるようになりました。
緊急かつ重要度の高い業務として、 頻繁に発生するのが『健康保険の資格証明書』 でした。 この業務を緊急かつ重要度の高い業務と位置付けておりました。
入社した日の午前中にご連絡頂ければ、その日の午後には資格証咀書を作成し、添付メールで担当者に送信していました。しかし、このプロセスにはいくつかの課題がありました。
・添付メールが見つからず再送信のリスク
・資格証明書の窓口が誰なのかが曖昧
・名前や生年月日を誤って作成することがある
マイページ利用者が全員アクセス可能な共有フォルダーが設けられています。次に示すように改善と今後の進化を目指しています。
・(マイページ導入後の改善)
資格証明書をPDFで従業員毎に管理
・(今後の改良)
マイページ内で必要事項を入力すると数分で資格証明書が印刷可能となるよう改良中です。
このシステムは日本でオンリーワンのサービスかもしれません。
*自社内で証明書の発行、編集ができると非常に便利ですね。
個別での対応が必要な場合、周辺情報を管理して規則性を持たせることで作業がスピーディに対応できます。
『日本経営労務事務所通信 2024年1月号』(2024年1月1日刊)より一部改変
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