DX社労士の挑戦

RPAを使って、
生産性を向上しましょう!

パソコン作業を自動化するRPA(アールピーエー)で、業務が楽になるかと思いきや…使い方にはコツがあるようです。

パソコン作業を自動化するRPA(アールピーエー)で、業務が楽になるかと思いきや…使い方にはコツがあるようです。
RPA(Robotic Process Automationの略)を導入すると、パソコン上での操作をすべてパソコンに覚えさせて、業務手順を自動化することができます。RPA説明の案内をいただいてから、弊所ではすぐに導入を決定しました。
その頃のRPAソフトウェア使用料は1ライセンスにつき月額120,000円で、24時間・365日働く優秀なアシスタントと思えば安いと思い導入を決定しましたが、現実はRPA専任者を張り付けさせてロボを完成させなければならず、導入の壁がとても高く感じられました。
その後に各メーカーから続々と安価なRPAを提供されはじめ、今では中堅以上の社労士事務所でのRPA導入が当たり前になってきています。

旧RPAロボ(月額12万円)×2台の業務で起きていたこと

①兼任者1名ないし2名で、本業の空いた時間にロボの構想を練りワークフローを作成
②ITリテラシーのない、文系職員は担当を断念せざるを得ない状況
③RPAで自動化したい依頼件数が膨らみ、兼任の担当者はストレスフルな状況に
④RPAが2台しかないので、開発または運用の片輪のみが稼働するため非効率的

便利になる為に導入したRPAでしたが、かえってRPAに振り回されているかのような現場になってしまいました。そこで、導入システムとその運用について見直すことにしました。

理系大学生の採用と新RPAロボ(月額3万円)4台に変更、業務効率アップ!

①理系大学生にRPA業務を委託し、各職員から受けたRPAのオーダーをワークフロー化
②理系大学生からは社労士業務のワークフロー化でも、操作は簡単との印象
③理系大学生はRPA操作でインプットしたプログラミング知識を他へアウトプットできるので満足
④1台目はCUBIC採点専用、2台目は12万ロボから3万ロボへの引越専用(引越完了後12万ロボにはサヨナラ)、3台目は開発用、4台目は大学生の開発用と4輪駆動でフル回転中

新RPAでも旧RPAでできていたことが実装可能でした。優秀な理系大学生のおかげで、RPAによる生産性が4倍になりました。社内SEがいなくてもスポット的にRPA開発をフリーランスへ委託できるサービスなどもありますので、自社で頑張るのでは無くアウトソーシングもうまく使って業務システムの効率化を目指してみてはいかがでしょうか。

《POINT》

便利そうな道具でも、不得手で使い物にならないのであれば使える人に頼んでしまって、楽をしましょう!

『日本経営労務事務所通信 2023年3月号』(2023年3月1日刊)より一部改変

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