コラム

おすすめ助成金のご案内【両立支援助成金】

こんにちは。スポットチームでございます。今回は両立支援等助成金を取り上げます。

 助成金のタイトルに「両立」とありますが、何と何を両立するのでしょうか。この助成金のパンフレットには「職場生活と家庭生活が両立できる“職場環境づくり”のために…」と記載があります。これでお分かりの通り、「職場生活=仕事」と「家庭生活=家族」の両立が求められる現在において、それらを両立させるため、従業員に対する支援を行う会社に支払われる助成金が両立支援等助成金なのです。

 職場生活と家庭生活の両立が難しい場面とはいつでしょうか。端的に言えば「育児」と「介護」の場面です。そのため本助成金には下記のメニューがあり、弊社でもお勧めの助成金としてご紹介しております。

出生時両立支援コース

育児休業等支援コース

介護離職防止支援コース

 この助成金にはほかにもコースがありますが、ここではこの3つに絞って紹介いたします。

①  出生時両立支援コース

この助成金の中で最も単純なものです。男性の育児休業取得を促進するため、男性が育児休業を取得する場合に助成されます。

条件は

  • 男性が育児休業を取得しやすい職場づくりのための取り組みを行うこと
  • 男性が5日以上(うち所定労働日数が4日以上)の連続した育児休業を取得すること
  • 一般事業主行動計画を策定、届出、周知を行うこと

です。「男性が育児休業を取得しやすい職場づくりのための取り組み」は弊社で支援できますので、男性従業員の奥様が妊娠されている場合などぜひ事前にご相談ください。

 助成金額は57万円(大企業は28.5万円)ですが、これは1人目のみです。2人目からは育児休業の長さによって支給金額が変わります(14.25万~33.25万)。また、個別面談等を行うことで助成金の加算制度も新たに出来ましたので、その意味でもお勧めできる助成金です。

②育児休業等支援コース

こちらは①と違い、男性だけではなく、女性の育児休業でも活用可能なコースです。育児休業取得時と復帰時の2回に分けて申請します。

条件は

【育休取得時】

  • 育休取得、職場復帰につき、プランにより支援することを周知すること
  • 実際に育休取得予定者と面談し、プランを作ること
  • 3か月以上の育児休業を取得すること
  • 一般事業主行動計画を策定、届出、周知を行うこと

【職場復帰時】

  • 育休取得時を受給していること
  • 育休中に職務や業務の情報・資料を提供すること
  • 育休終了前に面談を実施すること
  • 復帰後6か月以上勤務すること

です。

 個人的には、引継ぎ等で作成するプランそのものが非常に有用だと感じています。プランの作成はひな形や参考資料も充実しています。ぜひご検討いただければと思います。

 助成金額は育休取得時と職場復帰時、それぞれ28.5万円づつです。対象は正社員と有期雇用者それぞれ1名までです。

③介護離職防止支援コース

②の介護休業バージョン、と言った位置づけです。こちらも休業前、休業後の2回に分けて申請します。

条件も②とほぼ同じです。異なるのは職場復帰時の勤務期間が3か月であることと、助成金の対象者が1年度で5人であることです。

 細かい要件などはお伝えしきれません。もしかしたら…と心当たりがあれば、各担当者までお問い合わせください。担当からスポットチームに情報を共有し、対応させて頂きます。

(スポットチーム)

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